化粧板用原紙とは
化粧板用原紙 とは、化粧板として使用するために加工された紙のことです。
化粧板は、薄い板状の素材で木目や石目、レザー調などの模様を印刷したものを木製品や合板、金属などに貼り付けることで、自然素材に近い風合いを再現しています。
化粧板用原紙は、デザイン性が高く、施工の容易さやメンテナンス性、耐久性などに優れているため、主にインテリアや建築の分野で広く利用されています。近年では、耐火性・防火性・抗菌性などの特性を持つ化粧板用原紙の開発や、環境への配慮から再生紙を使用した化粧板用原紙も増えています。
化粧板用原紙は、主に以下のような分野で使用されています。
- 内装材 : 壁材、天井材、床材 など
- 家 具 : テーブル、棚、キッチンカウンター など
- 建築材料 : ドア、窓枠、建具 など
- 車内内装材 : ダッシュボード、ドアトリム など
化粧板用コア原紙とは
化粧板用コア原紙 とは、木材の細片や紙を原料として、化学的な処理や加工を施し、厚紙や板状に加工したものです。主に建材や家具の表面材のコア材(多層板の積層面に作られる内層の材料)として使用されます。
化粧板用コア原紙は、木材の風合いや質感を再現することができるため、内装建材や家具の表面材のコア材として幅広く利用されています。また、耐久性や強度に優れているため、接着剤や樹脂でコーティングされた製品も多く存在します。
建築材料では、床材、天井材、壁材などに使用され、家具においては、キャビネット、テーブル、机、椅子などに使用されます。その他、ドアの表面材や、外壁材としても使用されることがあります。
化粧板用コア原紙は、さまざまなデザインや質感、色合いがあり、建築や家具などの用途に合わせた選定が可能です。また、エコロジーや環境保護に配慮した原材料の使用や、省エネルギー化など、社会的な要請にも対応した製品が増えてきています。
北越東洋ファイバー㈱ 化粧板用コア原紙(建材用含浸原紙)
北越東洋ファイバー株式会社が製造している化粧板用コア原紙(建材用含浸原紙)は、紙にメラミン樹脂やフェノール樹脂・DAP樹脂・ポリエステル樹脂等を含浸後、ホットプレス加工し諸強度特性を発現します。従って、樹脂の選択次第により用途に応じた物性が得られます。
システムキッチンの扉、家具、公共施設などに使用される構造材である化粧板の中で、主に表面材のコア材として使用されています。
バルカナイズドファイバー生産技術で確立した低密度紙の製造技術をフル活用した加工用原紙です。
化粧板用コア原紙(建材用含浸原紙)の種類
化粧板用のコア原紙は、一般的に大きく分けて、未晒タイプと晒タイプにわけられます。
(一部色物コア原紙も揃えております)
北越東洋ファイバー株式会社では、未晒と晒タイプの両方を品揃えをしております。
色物コア原紙 | R(赤)、B(黒)、Y(黄色)、G(グレー) ※詳細等は、お問い合せ下さい。 |
未晒コア | 55~220g/m2 |
化粧板用コア原紙(建材用含浸原紙)具体的な使用例
会議用机、システムキッチンの扉、高速道路サービスエリアのトイレ扉、家具など
会議用テーブル
システムキッチンの扉
サービスエリアのトイレ扉
その他の化粧板用原紙について
化粧板用原紙は、様々な製紙メーカーが製造しております。
参考
今回、北越東洋ファイバー株式会社の化粧板用原紙を中心にご紹介しておりますが、お客様の用途や使用環境に応じて、最適なものはそれぞれ異なります。
まずは化粧板用原紙でお悩みなら機能紙選定ナビにご相談ください。
ヒアリングを行い、最適な化粧板用原紙をご提案いたします。
化粧板用原紙をお探しの企業様へ
化粧板用原紙は基本的にオーダーメイドになります。製品の作成については弊社にご相談ください。
機能紙選定ナビを運営する株式会社田村商店は1753年の創業以来、今までずっと「紙」に携わってきました。これまで築き上げてきた歴史と経験で皆様をサポートしてまいります。
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