【 特殊紙とは？】「特殊紙」と「機能紙」の違いも解説｜同じようで実は違う!? 紙の呼び名について

皆さんは「特殊紙」と「機能紙」の違いを理解していますか？

今回は

• 特殊紙ってなに？
• 機能紙ってなに？
• 違いがあるの？
• どこが違うの？　など

上記の視点でご紹介していきます。この記事を読むことで、紙のことについて少しだけ詳しくなれます。

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特殊紙とは？

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「特殊紙」とは、別名「ファンシーペーパー」や「ファインペーパー」とも呼ばれ、印刷会社やパッケージ会社がよく使用する紙（言葉）の一つで、印刷用紙との種類分けに使われます。

印刷用紙は主に「上質紙」「コート紙」「マット紙」などが一般的ですが、「特殊紙」はこれらの印刷用紙とは異なり、用紙そのものに模様が入っているもの、発色の綺麗な色合いや美しい風合いがあるものなど、特に紙単体に特殊な色やデザインが施された紙の総称で呼ばれることが多いです。（※実は明確な基準・定義がない）

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特殊紙とは

「上質紙」「コート紙」「マット紙」のような印刷用紙とは異なり「カラフルな紙」「キラキラした紙」「凹凸のある紙」「模様のある紙」など、色やデザインに優れた特別な加工が施された紙の総称です。特殊紙の中には様々な種類があります。

特殊紙　参考例 （見本帳を活用）

NTラシャ　

NTラシャは、その名の通り羅紗（らしゃ：厚手の起毛毛織物）を思わせる緻密で温かい肌触りをもつ紙です。
良質のコットンパルプを配合することで、独特の柔らかく素朴な質感が生まれています。
また、淡色から原色まで取りそろえた100色を超える豊富な色は、
クリエイターをはじめとするユーザーの皆様に愛される大きな魅力となっています。

参考：NTラシャ｜紙を選ぶ｜竹尾 TAKEO

レザック66

皮しぼ模様のエンボスペーパー。薄手で高級包装、貼箱に適しています。

参考：レザック66｜紙を選ぶ｜竹尾 TAKEO

ファーストヴィンテージ

どこか懐かしい記憶を呼び起こされる、使い込んだような色と質感が魅力のファインペーパーです。
針葉樹の未晒パルプと広葉樹の晒パルプを配合したクラフト紙をベースに、
淡色から濃色に至る豊かな10色のバリエーションに加え、厚さ（連量）も薄物から厚物まで
幅広く展開されたラインナップで、作り手の創造力を刺激します。

参考：ファーストヴィンテージ｜紙を選ぶ｜竹尾 TAKEO

みやぎぬ

平安王朝の服飾美「唐衣装束」をモチーフにした、上品な織物の色合いと風合いを表現したファインペーパーです。

参考：みやぎぬ｜紙を選ぶ｜竹尾 TAKEO

江戸小染 はな / うろこ / かすみ

SPECIALITIES

パール調または、メタリック調特殊紙のブランドネームです。
紙の表面にパール塗工、アルミホイル、アルミ蒸着PET・フォログラムフィルム貼合、アルミ蒸着転写加工を施し、多様なパッケージ、グラフィックデザインに対応できる用紙として様々な用途で使用されています。

参考：SPECIALITIES｜製品情報｜五條製紙株式会社 (gojo.co.jp)

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特殊紙の種類

特殊紙は様々なメーカーが製造しています。製造メーカーの代表例に株式会社竹尾【一般印刷用紙及びファインペーパー（特殊印刷用紙）の販売・輸出入・企画開発】が挙げられます。

竹尾の主要銘柄

• NTラシャ
• タント
• マーメイド
• ファーストヴィンテージ
• ビオトープGA-FS
• サガンGA
• GAファイル
• ヴィンテージゴールド
• ルミネッセンス
• MTA+-FS エムティーエープラス
• アラベール-FS
• ヴァンヌーボシリーズ
• ヴァンヌーボDigitalシリーズ
• 気包紙シリーズ
• パチカ

参考：紙を選ぶ｜竹尾 TAKEO

参考：竹尾のミニサンプル｜紙を選ぶ｜竹尾 TAKEO

上記銘柄以外にも、特殊紙の種類は数多くあります。下の画像は弊社が活用している特殊紙の見本帳の一部です。

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特殊紙は様々なメーカーが製造しており、国内でも数多くの種類の特殊紙が存在します。

ですので特殊紙選びに迷った際は、弊社のように様々な紙を大量に扱う会社に問い合わせるのがおすすめです！

お近くに相談できる紙の取り扱い会社がなければ、弊社にご相談ください。無料でサンプルのご提供やお見積り対応もしております。

機能紙とは？

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機能紙とは、その名の通り「機能を備えた紙」の総称です。

機能紙には、様々な種類があり、備えた機能（特性）ごとに名称や役割が異なります。

機能紙の代表格でもある「耐水紙」を例にご紹介します。

一般的な紙は水分や液体に対して、とても弱い特徴があります。濡れることで書かれた文字が読めなくなる、紙が破けてボロボロになるなど、紙としての機能が失われてしまいます。これらの弱点を克服したのが「耐水紙」です。

この紙は水に触れてもすぐにびしょびしょになることなく、書かれた文字や印刷がにじむことなく保護されます。アウトドアの地図や、水の近くでの作業に必要な書類、キッチンでレシピカードとして活用できたり、さらにはバスルームでも読める本として活用するなど、あらゆる水濡れのリスクがある場面での利用が考えられます。これにより、耐水紙は日常生活や特定の業界での問題、つまり「水による情報の損失」を解決する役割を果たしています。

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機能紙の種類

弊社では下記の機能紙をご紹介しております。

水に強い紙：耐水紙 / 水に溶ける紙：水溶紙 / 水を吸う紙：吸水紙 / 油に強い紙：耐油紙 / 力に強い紙：硬質紙 / 熱に強い紙：耐熱紙 / 食品対応の紙：食品紙 / 滑らない紙：防滑紙 / 菌に強い紙：抗菌紙 / 環境に優しい紙：環境紙 / 立体的な紙：立体紙 / 塵の出ない紙：無塵紙 / 光り輝く紙：光る紙　など

詳しくは該当箇所をクリックすることで、詳細がわかります。

機能紙　動画解説

機能紙の情報を動画で解説しております。

機能紙も様々なメーカーが製造しており、多くの種類が存在します。

例えば、耐水紙には「耐水耐油紙ポエムS」「OKレインガード」「ユポ」「全天候型和紙」など、その他にも多くの種類がありますが、それぞれ特徴が異なるのでお客様の抱える悩みや課題ごとに最適な耐水紙は異なります。

ですので機能紙選びに迷った際は、弊社のように様々な紙を大量に扱う会社に問い合わせるのがおすすめです！

お近くに相談できる紙の取り扱い会社がなければ、弊社にご相談ください。無料でサンプルのご提供やお見積り対応もしております。

まとめ　特殊紙と機能紙の違いは？

上記で「特殊紙」と「機能紙」についてご紹介してきました。

特殊紙は、「カラフルな紙」「キラキラした紙」「凹凸のある紙」「模様のある紙」など、色やデザインに優れた特別な加工が施された紙の総称で、意匠性・美粧性など外観・デザイン性を優先する場合に選ばれることが多いのが特徴です。

機能紙は、水に弱い・熱に弱いなどの「特定の問題」を解決するのに、耐水性・耐熱性・硬質性などの「特定の機能」を備えさせた紙の総称で「問題解決に特化」しており、業種・業態選ばず、様々な用途で活躍するのが特徴です。

また、特殊紙に機能性を持たせた「特殊機能紙」「機能性特殊紙」などもあり、紙は常に時代とともに進化しております。

「特殊紙」と「機能紙」にはともに明確な基準・定義はありません。それぞれ役割に応じて呼び名を分けることはありますが、呼び名を間違えたところで何も支障はありません。

ですが、これらの言葉の意味を知るだけで、自分が探している紙がどのような紙なのかがわかりやすくなります。（探している紙が見つけやすくなります。）

いま、あなたの探している紙はなんですか？
「特殊紙」「機能紙」のことなら何でもご相談ください。
紙の相談窓口｜紙のプロフェッショナルがあなたの悩みを解決します。