繊維系廃棄物 再利用の取り組み
繊維系廃棄物の現状
繊維産業は石油産業に次ぐ世界で2番目の環境汚染産業と言われ、繊維のごみが世界のごみの14%を占めるほどです。近年、アパレル業界では不要になった服などを資源として再利用する動きが広まっています。
しかし、日本における繊維のリサイクル率は17.5%に過ぎず、毎年多くの衣類が捨てられたり、燃やされているのが現状です。
紙との比較から開発
繊維系廃棄物に比べ、紙の回収率は85%、古紙利用率は67%と繊維よりもリサイクル率が高い傾向にあります。
繊維のごみを繊維として再生するよりも紙にしたほうが用途も広がり、高い循環利用になるという考えから、繊維をリサイクルしてできた紙「サーキュラーコットンペーパー」が生まれました。
サーキュラーコットンペーパーとは
サーキュラーコットンペーパーの特徴
一般的な紙は木材パルプでつくられますが、サーキュラーコットンペーパーは綿製品の繊維ごみ50%と木材パルプ50%を使用してつくられています。紙の表面はナチュラルホワイトの自然な風合いと手触り。厚みがあり、柔らかな紙質です。
綿を中心とした繊維ゴミから生まれた紙ですので、紙に漉き込まれる素材によって表面に細かい黒点が出る可能性があることや、色味が異なることもサーキュラーコットンペーパーの特徴です。
印刷・加工適正については都度テストをお願いいたします。
⇒
廃棄方法
新聞・雑誌・チラシなどと同じ資源ごみとして処分できます。
採用事例
・名刺
・パッケージ
・商品のタグ
・パンフレット
・ポストカード
・カレンダー など
最近では商品パッケージをはじめ、青森ねぶたの山車にも採用されるなど、資源活用の観点から高い関心が示されています。
消費者が商品を選ぶ基準の一つとして「環境への配慮」「SDGs」への取り組みが挙げられます。環境問題に取り組むことで消費者からの信頼を得られ、その結果、企業イメージの向上にも繋がるでしょう。循環型社会を目指すサーキュラーコットンペーパーの使用は、廃棄物の削減に協力することはもちろん、環境問題・SDGsへの取り組みのアピールになります。
サーキュラーコットンペーパー規格
弊社で取り扱うサーキュラーコットンペーパーの規格は
・ 80g/㎡ 939×636 〈47.5〉250枚包
・120g/㎡ 1091×788〈10.5〉200枚包
・160g/㎡ 1091×788〈13.5〉100枚包
・310g/㎡ 1091×788〈26.5〉100枚包
サーキュラーコットンペーパーのお見積りやご不明点等ございましたら、お問い合わせページよりご連絡ください。
電話でのお問い合わせ ☎:0258-46-9110
紙のプロフェッショナルが、あなたの悩みを解決します