この記事は
① 初めて環境保全の取り組みを行う 企業のご担当者様
② 環境保全の取り組みで悩んでいる 企業のご担当者様 に向けて、
「中小企業でも簡単に取り組める環境保全」としてまとめた記事です。
比較的導入しやすい取り組みになりますので参考にしてみてください。
機能紙選定ナビがおすすめする【環境保全】の取り組み
「環境問題」「海洋汚染問題」「脱プラスチックへの取り組み」「SDGsの取り組み」
これらは全ての企業において共有される重要なテーマです。
ですが、企業の担当者様の多くは、これらの「取り組み方」に悩んでおります。
企業の担当者様、共通の悩みとして、「環境に対して自社は何ができるのか?」という悩みを抱えています。
「環境への取り組み」自体、初めて取り掛かるご担当者様は特に難しく悩んでいる場合が多いです。
環境問題に対して「何から始めればいいのか?」「どうやって取り組もうか?」と考えているご担当者様へ、、、
環境問題への取り組みに、改めて「紙」を活用した取り組みをご提案いたします
「今さら紙!?」「紙で何ができるの!?」と思ったそこのあなた!!
紙の可能性に気づいていないか、紙の奥深さを知らない証拠!!
この記事では、環境問題に対して中小企業でも簡単に取り組める「紙」を活用した取組みをご紹介いたします。
簡単に取り組めて「社会的な貢献 + 自社PR」にも繋がるので、初めて取り組むにはうってつけのこの取り組み。
この記事を読むことで、企業の担当者がどのような行動を取れば良いのか、何ができるのか、そして
画面の前でいま悩んでいる、あなたの悩みの解決へと繋がったら嬉しいです。
紙は環境に優しいのか?
本題に入る前に大前提として、「紙は環境に優しいのか?」という疑問があります。
これに関して、実は紙の「製造前」「製造後」それぞれの視点において意見が分かれているケースがあります。
ですが、トータルした意見としては「紙は環境に優しい素材」として世間では既に認知されております。
紙を製造している国内の製紙メーカーも「環境配慮」に常に心掛けております。
さらに「環境配慮」の視点で有効的な『FSC®森林認証紙』『ECFパルプ紙』『古紙(再生紙)』など、環境に優しい紙も多く存在します。
機能紙選定ナビでも上記の「環境に優しい紙」を積極的に活用するよう呼び掛けております。
「環境問題」「海洋汚染問題」「脱プラスチックへの取り組み」「SDGsの取り組み」これらにおいて、こちらの環境に優しい紙は特に有効だと言えます。
また、「海洋汚染問題」で特に話題となった「プラスチックごみ問題」ですが、これらの対策として「プラスチック素材」から「紙素材」への移行は有効と言えるでしょう。
【脱プラスチック】については、下記で詳しく解説しております。
それぞれ細かい視点で見た場合において意見が分かれることもありますが、「紙素材に切り替える」「環境に優しい紙を活用する」という行動自体は 社会的に一定の評価をされています。
全てを変える必要はない、一部をまずは変えてみよう
この記事の結論として先に述べると、「いま使用している紙を、さらに環境に優しい紙に変更してみよう」「一部でもいいので紙素材に切り替えてみよう」というのが結論になります。
具体的な例でいうと、
- いま「使用」しているプラスチック製品を「紙製品」に変更してみる
例:自社で活用しているクリアファイルの活用を控え、紙製クリアファイルに切り替えてみる ※スタートにおすすめ
(取り組みやすさ◎)
- 一般的な「紙」を活用していたら、「環境に配慮した紙」に変更してみる
例:自社で活用しているコピー用紙を「FSC®森林認証紙」のコピー用紙に切り替えてみる
FSC®森林認証紙・ECFパルプ紙・古紙(再生紙)など、環境に配慮した紙に切り替えてみる ※スタートにおすすめ
(取り組みやすさ◎)
- 発泡スチロールやビニールを活用したクッション材を紙素材に変更してみる
紙は複雑な形状にも成形可能です。自社商品のサイズにピッタリな紙でできたクッション材に切り替えることで環境に配慮した取り組みに繋がります。
(取り組みやすさ〇)
- プラスチック素材のパッケージ(包装)を紙素材に切り替える
例:キットカットの外袋・ポテトチップスの包装・紙袋・紙容器など、プラスチックのパッケージから紙パッケージに移行する会社が増えております。自社PRとして有効です。
(取り組みやすさ〇)
- プラスチック素材で「製造」している商品・製品の一部、またはできるなら全部を紙素材に切り替える
一部紙化例:自社で製造している商品・製品の一部素材を「紙素材」に変更することで自社PRに繋がります。
(取り組みやすさ〇)
全部紙化例:自社で製造している商品・製品を「紙素材」に変更することで、自社PRとして大々的に発信できます。
例:紙ストロー/紙容器/紙スプーン・フォーク/紙ハンガーなど(全部紙素材に切り替える)
(取り組みやすさ△)(社会的貢献◎)
などが挙げられます。
本来は「全部を紙素材に切り替える」というのが望ましいですが、ここでは実はあまりおすすめしておりません。
なぜかというと、それを実行するのには 相当なコスト が発生するからです。
大企業なら可能でも、中小企業ではコスト面で採用されにくい現状があり、あまり現実的ではありません。
特に最初の取り組みとしておすすめするのは
- いま「使用」しているプラスチック製品を「紙製品」に変更する(取り組みやすさ◎)
- 一般的な「紙」を活用していたら、さらに「環境に配慮した紙」に変更する(取り組みやすさ◎)
これらの取り組みからまずはスタートしてみて、徐々に会社一丸となって環境保全の取り組みに力を入れるステップアップ型の取り組みをおすすめします。
なぜステップアップ型かというと、企業の担当者が環境保全の取り組みに力を入れようとしても、他の従業員や上司・上長から賛同を得られない場合、途中であきらめてしまうケースが非常に多いからです。
社会的には評価される取り組みでも、実際に自社が行動を起こそうとした場合において、障害となるのがこれらです。
ですので、まずはこの取り組み自体を担当者のみではなく、社員全体に知ってもらう必要があります。
社員の協力を得るのに最初から大きな取り組みを行うよりも、小さな取り組み・取り組みやすいところから始めた方が理解が得やすいです。
小さな取り組みから始めることで、その後の取り組みがスムーズに進行し、結果として大きな環境保全の取り組みが可能となるのです。
下記ではこれらの取り組みについて、さらに詳しく紹介していきます。
いま「使用」しているプラスチック製品を「紙製品」に変更してみる
自社で使用しているプラスチック製品で、紙製に切り替えられるものがどこかにあります。
例として、機能紙選定ナビでは「クリアファイル」を挙げています。
詳しくは上記記事をご覧ください。
身近なところで、プラスチック製から紙製に切り替えることで、社員の環境に対する意識が芽生えます。
結果、社員の共通認識として【環境保全の取り組み】という土台の構築に繋がります。
クリアファイルの他にも、探せばプラスチック製から紙製に切り替えられるものが必ずあります。
まずは身近なものから「紙製 〇〇」と検索してみると、情報が出てくることがあるので参考にしてみてください。
情報の入手が困難な場合や、さらに詳しく知りたい場合などは お問い合わせフォーム よりご相談ください。
電話でのお問い合わせ ☎:0258-46-9110
紙のプロフェッショナルが、あなたの悩みを解決します
一般的な「紙」を「環境に配慮した紙」に変更してみる
「環境に配慮した紙」「環境に優しい紙」の存在をご存知でしょうか?
「環境に配慮した紙」「環境に優しい紙」の例
こういった紙が存在しているのを知らない方は多くいます。
昨今のペーパーレス化で、紙自体の利用頻度は減っていますが、それでも「コピー用紙」を活用している会社は多いです。
このコピー用紙にも『FSC®森林認証紙』『ECFパルプ紙』『古紙(再生紙)』を使用したものが多くあります。
ちなみに、値段は一般的な「コピー用紙」とほとんど変わりません。
ですので、単純にコピー用紙を購入する時に、意識してこれらを選択するだけで環境保全に繋がっているのです。
FSC®森林認証紙 購入の目安
これらについて、詳細は下記を参考にしてください。
発泡スチロールやビニールを活用したクッション材を紙素材に変更してみる
製品を梱包する際、一般的には「段ボール」を活用します。
それ以外に梱包する場合においても共通しますが、その製品と箱の【隙間】を埋めるために「クッション材」や「緩衝材」を活用していることが多いです。
配送時の暴れ防止・製品の保護などを目的に、「クッション材」や「緩衝材」の活用は必須です。
実はこの「製品の保護」においても「紙」の活用は有効的です。
どのような活用ができるか、詳細は下記を参考にしてみてください。
発泡スチロールやビニール製クッション(プチプチなど)を活用している方は、紙素材に切り替えてみてはいかがでしょうか?
機能的な問題において、紙では対応できない等の理由がございましたらこちらも参考にしてみてください。
その他、ご不明点などございましたら、何なりとご連絡ください。
電話でのお問い合わせ ☎:0258-46-9110
紙のプロフェッショナルが、あなたの悩みを解決します
プラスチック素材のパッケージ(包装)を紙素材に切り替える
製品・商品を包むパッケージ(包装)を「プラスチック素材」から「紙素材」に切り替えるのも環境への配慮として有効です。
この取り組み自体は数年前から注目されており、多くの有名企業で、すでに行われております。
これらは主にプラスチック使用量の削減として、力を入れています。
このような取り組みは大手企業のように力を持っている企業が注目されやすい傾向にあります。
また、コストも比較的掛かってしまうケースもありますが、弊社ではできるだけコストを抑えた取り組みをご紹介しております。
プラスチック素材で「製造」している商品・製品の一部、またはできるなら全部を紙素材に切り替える
プラスチックで作られた商品・製品は数多くあります。
身の回りを見回してみても、プラスチック素材でできたものが必ずどこかにあります。
メモを取るのに必須な「シャーペン」や「ボールペン」
喉が渇いた時に購入する「ペットボトル」
この記事を書くのに活用している「キーボード」や「パソコン」など、多くの機器にも活用されています。
我々の生活において、このプラスチック素材は切っても切れない関係といっても過言ではありません。
「プラスチック素材でしか補えない」ものは多くあります。
ですが、実はそれが全てではありません。
プラスチック素材でも「一部のみ切り替える」ということは上記でも説明してきたように可能です。
それは自社で製造している商品・製品も同様です。
下記では紙素材で作成した製品例を挙げてみます。
ボックス・ケース
オリジナルパッケージ
手提げ袋
その他
上記製品例の大部分は紙(硬い紙)で作成しており、強度的にもプラにも劣らない強度を保っています。
硬い紙を活用することで、プラスチック製品を、「紙」でも再現することができるのです。
当然、紙で作成するうえで製品によっては「向き・不向き」はありますが、このような取り組み自体は中小企業でも取り組むことができるのです。
中小企業でも、特に自社で商品を製造している会社では、比較的試しやすい取り組みかもしれません。
ですが、初めて取り組む会社でも、この「硬い紙」を活用した商品を造ることは可能です。
硬い紙は「プラスチック製品」から「紙製品」に移行する際、選ばれやすい紙のひとつです。
その他にも、プラスチックが選ばれる理由 のひとつに、水に強い「耐水性」という特性が存在します。
一般的な認識では、「紙」=「水に弱い」と思っている方は多くいますが、実は「水に強い紙」というものが存在します。
通称「耐水紙」と呼ばれており、これも「プラスチック」から「紙」への移行によく選ばれています。
こちらの「耐水紙」や「硬い紙」(通称、硬質紙)、「FSC®森林認証紙」などを活用した紙製品には、昨今話題となっている「紙ストロー」や「紙スプーン」「紙ハンガー」などが挙げられます。
これらの取り組みの背景には 2022年4月1日 より施行した「プラスチック資源循環促進法」も影響しているかもしれません。
このような背景もあり、世間ではプラスチックの削減に注目されており、その施策の一つとして「紙素材」への切り替えも注目されているのです。
環境配慮の取り組みにおいての注意事項
上記で「環境問題」「海洋汚染問題」「脱プラスチックへの取り組み」「SDGsの取り組み」これらに有効な手段として「紙素材への切り替え」をおすすめしてきましたが、注意事項があります。
それは、当たり前のことですが、「無くせるものは無くす」ということが、これらの取り組みに置いて一番有効だということです。
「必要のないものを減らす」「不必要なものを入れない」「無くせるものは無くす」ことができるならそれが一番です。
この記事にたどり着いたあなたは、それが難しいから、いまこの記事を読んでいるのだと思いますが、今一度原点に戻って考えることをおすすめします。
「問題になっているものを、どうやったら無くせるか」という発想が一番大事 だということを忘れないでください。
それでも「紙素材への切り替え」が有効だと思ったのなら、一度弊社にご相談ください。これらの取り組みに置いて何かお役に立てることがあるかもしれません。
電話でのお問い合わせ ☎:0258-46-9110
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「環境問題」「海洋汚染問題」「脱プラスチックへの取り組み」「SDGsの取り組み」
これらに取り組む際の 思考の順番
- どうやったら問題になっているものを無くせるのか
- 無くせないのなら、どうやったら違うものに置き換えられるのか
- それが本当に環境に良いものなのか
- どうやったらそれを実現できるのか
みんな同じ悩みを持っている
そもそも、なぜこの記事を作成したかというと、実は「環境問題」「海洋汚染問題」「脱プラスチックへの取り組み」「SDGsの取り組み」これらの取り組み方に悩んでいる企業がたくさんいるからです。
弊社にお問い合わせいただいた【直近でのお問い合わせ100件】の中で、環境を意識したお問い合わせは40件(4割)を超えておりました。
基本的に弊社にご相談に来られる方の多くは企業の商品開発に関連する方々です。
詳しく話を伺うと、多くの方が自社の製品・商品に「環境に配慮した視点」を加えたい、PRに繋げたいというものでした。
・環境配慮の取り組みに悩んでいる
・既存の素材(プラスチックなど)から紙素材に変更したい
・環境に優しい紙を取入れ、さらに自社商品の強みを上げたい…など
発想はできたものの、「実際にどのように取り組めば良いかわからない」「どの紙を活用すればいいかわからない」「自社製品にどの紙が合っているのかわからない」など、環境に優しい取り組みを考えている方は多いのですが「肝心の取り組み方」「紙の活用に関して具体的な手段」などはインターネットで調べても出てこなく、わからないから詳しく教えてほしい、、、
という方が多いのです。
これらの問い合わせから社会的意義を果たそうとしているのが充分伝わります。
そういった方々に、少しでも参考にして頂けるように、少しでも多くの方に「環境問題」「海洋汚染問題」「脱プラスチックへの取り組み」「SDGsの取り組み」に興味を持ってもらえるよう、この記事を作成しました。
機能紙選定ナビでは「紙」に注目し、環境保全の取り組みとして記事をまとめましたが、見る人の視点によっては納得できない部分もあるかもしれません。
ですが、誰もが納得するような「正解の取り組み」というのは実は多くありません。
表面を見て良いと思ったとしても、裏面から見たら違う視点が見えてくる、、、ということはよくあります。
それでも「何もしない」という行動を選ぶより、「何か行動してみる」という選択を選ぶのが重要だと機能紙選定ナビは思います。
その選択のひとつとして、この記事が参考になると嬉しいです。
この記事では「プラスチックが全て悪」という印象を持たれるかもしれませんが、プラスチックにも「環境に優しいプラスチック」というものも存在します。(バイオマスプラスチック・生分解性プラスチックなど)
様々な選択肢の中から、自社にとって「最適だと思う選択」をしていただくのが一番です。
その過程で、弊社が協力できることがありましたら尽力いたします。
機能紙選定ナビについて
機能紙選定ナビを運営している株式会社田村商店は、1753年の創業当初から「紙」を取り扱ってきました。今まで培ってきた「歴史」「経験」「実績」で、皆様のサポートをいたします。
今回ご紹介した紙は、全て弊社で取扱いをしておりますので、お見積りやサンプルのご提供なども可能です。
また、ここでご紹介しきれなかった紙も数多くあります。弊社サイトの機能紙紹介ページを参考にしていただくか、お問い合わせフォームより、「こんな紙、取り扱っていない?」とご相談を頂けましたらご提案いたします。
万が一、お客様のお求めの紙が国内に存在しない場合は、一から開発することも可能です。
どんな悩み事でもいいので、まずはお気軽にご相談ください。
電話でのお問い合わせ ☎:0258-46-9110
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